キュクロプス

Cyclops
キュクロプス

地霊

ギリシア

----------出典----------

ギリシア神話
  • サイクロプスとも呼ばれる。
  • その名前は『丸い目』を意味し、一つ目の巨人の姿で描かれる。
  • 天空神ウラノスと大地母神ガイアの3人の息子で、ブロンテス(雷鳴)、ステロペス(雷光)、アルゲス(閃光)の兄弟。
  • 醜い容姿だったため、同じくウラノスの息子であるヘカトンケイル族と共にタルタロスに幽閉されてしまう。後にウラノス打倒のためクロノスに助け出されて手助けするが、クロノスは自分が支配者になると、再びキュクロプスをタルタロスに閉じ込めてしまった。しかし、ゼウスがクロノスを打ち倒すとキュクロプスは開放された。お礼としてキュクロプスは、ゼウスに雷霆を、ポセイドンに三叉の銛を、ハデスに隠れ兜を造った。
  • 開放された後はヘパイストスの下で鍛治仕事をした。
  • ゼウスがアスクレピオスを稲妻で殺すと、アポロンの逆恨みでキュクロプスが殺害されてしまった。
  • 後の時代になると、一つ目巨人全般をキュクロプスと指すようになり、ホメロスの『オデュッセイア』には、旅人を喰らう粗暴な巨人としても描かれている。


最終更新:2011年09月16日 23:17
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