キョウシ

Kyoushi
キョウシ

幽鬼

中国

----------出典----------

民間伝承、『子不語』、『閲微草堂筆記』、『聊斎志異』、『述異記』、『西遊記』、『霊幻道士』シリーズ、『幽幻道士』シリーズ
  • 僵尸。キョンシーとも呼ばれる。
  • 漢字の意味は『硬直した死体(尸)』。
  • 死んだ人を埋葬する前に部屋に安置しておくと、夜中に突然動き出して人を驚かせるという、中国の民間伝承に由来しているという。
  • 死体だが一切腐敗することはない。性格は凶暴で人を襲う。また、長い年月が経つと、神通力を身に付け、空も飛ぶことが出来るようになる。しかし、ゾンビや吸血鬼的な性格は民俗学上の根拠がない創作の部分が多い。
  • 生きた人間を呼吸で察知して襲い掛かる。また、僵尸に傷を負わされた者は僵尸になってしまう。
  • 童貞の小便、雌鶏の血、生のもち米などに弱い。
  • 明代から清代の文学に多く登場し、袁枚の『子不語』や紀暁嵐の『閲微草堂筆記』、また『聊斎志異』、『述異記』などに記述が残る。さらに『西遊記』にも白骨夫人という僵尸が登場する。
  • 日本では映画の『霊幻道士』、『幽幻道士』のシリーズで有名となった。


最終更新:2011年09月17日 01:28
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