ゼウス

Zeus
ゼウス

魔神、雷神

ギリシア

----------出典----------

ギリシア神話
  • オリュンポス12神の一人で、主神である雷神。
  • その名は、サンスクリット語の[dyaus]、ラテン語の『昼、日』[dies]を根源としている。
  • オリュンポス山をはじめ、多くの山々でゼウスが祀られ、最古の聖域はエペイロスのドードーナで、アルカディアのリュカイオン山、オリュンピアの神殿が有名だが、ギリシア全土で崇拝されていた。
  • ローマ神話のユピテルと同一視される。
  • クロノスとレトの息子で、ヘスティア、デーメーテール、ヘラ、ハデス、ポセイドンに次いで生まれた末子。クロノスが「息子が王座を脅かす」という予言を信じて子供を次々と飲み込んでいったが、母のレアに助けられて成長し、兄弟たちも助け出した。この時に、飲み込まれた順番と逆に吐き出されたため、ゼウスが長男となった。その後、ティターン神族との巨神戦争(ティタノマキア)と巨人族との巨人戦争(ギガントマキア)を経て、オリュンポスの神々の王座に就いた。
  • がっしりした体つきと厳かな顔つきの男性として描かれた。豊かな巻き髪と髭を蓄えてローブを身に纏っている。左手には王笏、右手には雷を持っており、足元には鷲、額には樫の葉の冠をつけている。
  • ゼウスの正妻はヘラだが、その前に、メティス、テミス、ムネモシュネ、デーメーテール、エウリュノメと結婚している。
  • ゼウスは多くの女性と関係を持ち、ムネモシュネとの間にムーサたちを、デーメーテールとの間にコレー(後のペルセポネー)を、エウリュノメとの間にカリスたちを、レトとの間にアポロンとアルテミスを、マイアとの間にヘルメスを、プレイアデスのエレクトラとの間にハルモニア(アレスの子とも)とダルダノスを、タユゲテとの間にラケダイモンを、セレネとの間にエルセとパンディア、ネメアを、アイギーナとの間にアイアコスを、アンティオペとの間にアムピオンとゼトスを、カリストとの間にアルカスを、マイラとの間にロクロスを、人間の女性も、ニオベとの間にアルゴスを、イオとの間にエパポスを、ダナエとの間にペルセウスを、セメレとの間にディオニュソスを、エウロペとの間に、ミノスとラダマンティス、サルペドーンを、レダとの間にポリュデウケスとヘレネを、アルクメネとの間にヘラクレスを、プルートーとの間にタンタロスを、アナクシティアとの間にオーレノスを、ヘシオネとの間にオルコメノスを、エラレとの間にティテュオスを、ネアイラとの間にアイグレを、プロトゲネイアとの間にオプスを、タレイアとの間にパリキを、テュムブリスとの間にパーンを、ディアーとの間にペイリトオスを、カルメとの間にブリトマルティスを、カシオペアとの間にアテュムニオスをもうけた。


最終更新:2011年09月17日 03:38
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