エンテイシンノウシ

Entei shinnoushi
エンテイシンノウシ

神獣

中国

----------出典----------

中国神話、『史記』
  • 炎帝神農氏。先農、薬王、五穀爺とも呼ばれ、姓は姜姓。ただ神農と呼ばれることもある。
  • 中国神話に登場する三皇五帝の三皇の一人。
  • 人間の身体に牛の頭を持ち、身の丈は八尺七寸、長い髭を蓄えた姿でも描かれる。
  • 人間に農耕の技術を授けたことから「神農」と呼ばれ、五行思想の火徳の王であったため、「炎帝」と呼ばれた。
  • 炎帝神農氏は、地面に生える草すべてを嘗めて、毒か薬か、食べた時に体が冷えるか熱をもつか、またどんな香りや味をつけるのに適するかなどを調べ上げた。このため、医薬品の最初の発見者とされ、医薬、本草学の祖とされた。
  • 『史記』の三皇本紀では、八卦を重ねた六十四卦も炎帝神農氏が作ったとされる。
  • 炎帝神農氏の八代後、530年の王朝が続いた後に黄帝が興った。炎帝神農氏の子孫は、州・甫・甘・許・戯・露・斉・紀・怡・向・呂という、姜姓の各諸侯の名が挙がっている。


最終更新:2011年09月17日 13:56
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