アスクレピオス

Asclepius
アスクレピオス

魔神

ギリシア

----------出典----------

ギリシア神話
  • 医療の神。
  • 太陽神アポロンと人間のコロニスの子。しかし、コロニスはアポロンの子を身篭りながら、別の男と結婚しようとしたため、アポロンの怒りを買い、依頼を受けたアルテミスによって射殺された。そして、火葬されたコロニスの子宮からアポロンに取り出され、ケンタウロスの賢者ケイロンに育てられ、医術を学んだ。
  • エーピオネーとの間にマカオンとボダレイリオスの2人の息子をもうけており、2人ともトロイア戦争に参加して負傷者の看護に当たったという。さらに、イアソー、パナケイア、アイグレ、ヒュギエイアといった娘もいる。
  • アスクレピオスの聖なる動物は蛇であり、蛇は治癒力を表すとされ、アスクレピオスの化身であると考えられた。
  • 神でありながらアスクレピオスは不死ではなかったが、彼は死者を蘇らせる技術まで持ち、オリオンを生き返らせようともした。しかし、「自然の秩序を乱した」とゼウスによって、雷に撃たれ死んでしまう。後に天に昇り、彼は『蛇使い座』となるが、父アポロンの怒りは収まらず、ゼウスの雷を作ったキュクロプスを殺す事でようやく収まったという。
  • アスクレピオスの神殿は町の外の最も健康的な場所に建てられ、信仰する神官は、その医術を独占しており世襲制だったという。


最終更新:2011年09月22日 01:00
添付ファイル