アテナ

Athena
アテナ

女神

ギリシア

----------出典----------

ギリシア神話
  • ゼウスの娘で、オリュンポス12神の一人。
  • その名は、サンスクリット語の『打つ』[vadk]と『丘』[adh]から来る説と、ギリシア語の『花』と『乳母』から来る説がある。また、しばしばパラスアテナ[Pallas Athena]とも呼ばれ、パラスとは、『打つ』若しくは『少女』を意味するギリシア語であるが、諸説ある。
  • ローマ神話のミネルヴァと同一視されている。
  • ゼウスは最初の妻である知恵の女神メティスが身篭った時に、「クロノスがウラノスを、ゼウスがクロノスを殺して支配者となったように、その子が父を打ち倒して天地の支配者になる」という予言を聞いた。そこで、ゼウスはメティスを飲み込み、子はゼウスの頭に宿った。ヘパイストスがゼウスの頭を斧で割ると完全武装した姿でアテナが生まれた。
  • 戦争(特に知略と戦術において)と技芸の神であり、処女神である。
  • アテナは負けず嫌いで、機織りの名手アラクネが機織りの勝負を待ちかけた時は負けそうになった事に怒り、アラクネを蜘蛛に変え、永久に糸を紡ぎ、自分の身体から網を張る糸を引き出す罰を与えた。また、髪の美しさを鼻にかけるゴルゴン3姉妹には、髪を蛇に変え醜い鬼女にした挙句、ペルセウスがメドゥーサ退治に出る時には、羽根の付いたサンダル、首を入れる袋、姿を消す帽子まで与えた。その後、メドゥーサの首はペルセウスより献上され、アテナの胸当て(もしくは、盾)に収められている。
  • また、不和の女神エリスの投げた「最も美しい者へ」と刻まれた黄金の林檎を取ろうとした女神の1人であり、判定者のパリスに常勝を約束したが、かなわなかった。
  • アテナの聖なる動物は梟である。


最終更新:2011年09月22日 01:09
添付ファイル