アルテミス

Artemis
アルテミス

女神

ギリシア

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ギリシア神話
  • ゼウスとレトの娘で、アポロンと双子の兄妹。
  • 月と狩猟の処女神で、オリュンポス12神の一人である。
  • クレタ島のブリトマルティスや、ローマのディアナ、月の女神セレスとも同一視される事もある。
  • 処女神であるアルテミスは、従者たちにも処女性を求め、また、アルテミスを犯そうとしたり、辱めようとした者には激しい報復をする。狩人アクタイオンは、偶然アルテミスの沐浴を見てしまったために、鹿に変えられ、連れて来た猟犬に食い殺された。従者カリストは、ゼウスに見初められ、子を身篭ったために、熊に変えられて、おおぐま座となった。カリュドン王オイネウスは、収穫をアルテミスに捧げ忘れたため野猪に畑を荒らされた。ミュケナイ王アガメムノンは、狩の腕前は、アルテミスより上だと言ったため、王の艦隊はトロイア戦争へ出発できず、姫のイピゲネイアを生贄に捧げる事となった。
  • 狩人オリオンにアルテミスが心惹かれたという伝承があるが、アポロンが妹の純潔を守るため、目に見えるかどうかの距離の離れた所にある物を射ってみろと言って彼女自身にオリオンを射殺させた。別の伝承では、オリオンが無理にアルテミスに触ろうとしたため、アルテミスは蠍を呼び出してオリオンの踵を刺したといわれている。
  • 土星の十八番目の衛星はフェーベと呼ばれるが、これも、アルテミスにちなんで命名された。


最終更新:2011年09月22日 03:10
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