イオ

Io
イオ

女神

ギリシア

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ギリシア神話
  • イナコスの娘で、ヘラに仕える巫女。
  • ゼウスに見初められ、雲に隠れて交わった。その後、イオはゼウスに牡牛に姿を変えられたが、結局、ヘラにバレてしまい、牡牛となったイオはヘラの手に落ち、アルゴスの監視下に置かれた。ゼウスはヘルメスに命じ、アルゴスを眠らせた上で殺し、牡牛を開放させた。しかし、ヘラはなおもイオを苦しめるため、虻を放ち、イオは逃げ、トラキアのボスポロス海峡を泳ぎ、海を渡り、小アジアをさ迷ってエジプトに辿り着いた。そこで、ゼウスとの子、エパボスを産み落とした。
  • 現在でも、各地名に名を残し、彼女の渡った海は『イオニア海』と呼ばれ、ボスポロス海峡は『雄牛の渡り場』をいう意味がある。
  • 辿り着いた先のエジプトでは、イシスとして崇められている。
  • 木星の五番目の衛星は、彼女にちなんで、イオと呼ばれている。


最終更新:2011年09月23日 00:38
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