キルケ

Circe
キルケ

女神

ギリシア

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ギリシア神話
  • 太陽神ヘリオスと大洋の女神ペルセイスの娘で、コルキア王アイエテスの姉である。
  • ギリシア神話においての優秀な魔術の女神であり、月の女神であるとも考えられる。
  • 特に、人間を別のものに変えてしまう術に長けていた。彼女の住むアイアエテ島には多くの動物がいるが、元は人間だった者たちだという。
  • 有名な話では、水魔スキュラを作り出したのも彼女である。美しい乙女スキュラに恋をした海神グラウコスは、キルケに惚れ薬を作るように頼んだ。しかし、キルケはグラウコスを好いていたため、化け物になる薬を渡した。薬を飲んだスキュラは、化け物となってしまい、シシリアの海で船を沈めるようになった。
  • ホメロスの『オデュッセイア』において、英雄オデュッセウスの船が、キルケの島に流れ着いた事があった。オデュッセウスの部下は一人を除き豚にされてしまったが、ヘルメスの助力のお陰でキルケに勝利した。オデュッセウスは、その後一年ほど、島で過ごし、キルケとの間にも三人の子供が出来たといわれている。


最終更新:2011年09月26日 04:10
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