クロノス

Cronos
クロノス

魔神

ギリシア

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ギリシア神話
  • 天空ウラノスと大地ガイアの息子で、ティターン神族の王。
  • ローマ神話のサトゥルヌスと同一視される。
  • オケアノス、コイオス、ヒューペリオン、イアペトス、クレイオス、テイアー、レア、ムネモシュネ、ボイペー、テテュス、テミスの兄妹。
  • 元々、時間[Chronos]とは綴りが違うが、時代が下るにつれて時の神とも考えられるようになった。
  • キュクロプスやヘカトンケイルを地中に閉じ込めたウラノスに怒ったガイアの頼みで、父ウラノスの男根を黄金の鎌で切り落として王位に就いた。
  • しかし、クロノスも「自らの子に退位させられる」という予言を聞き、レアとの間に生まれてきた子供(ヘスティア、デーメーテール、ヘラ、ハデス、ポセイドン)を次々に飲み込んだ。末子のゼウスだけは、母のレアが代わりに石を飲み込ませてガイアに預けられた。後に嘔吐剤を飲まされて子供を吐き出し、ティターン神族とゼウス率いる神々(オリュンポス)との戦いがはじまった。これを巨神戦争(ティタノマキア)と言う。結局、ティターン神族が敗北して、クロノスもタルタロスの深淵に投げ込まれた。
  • クロノスがだまされて飲み込んだ石は、後に世界の中心を示すものとして、デルフォイに安置された。


最終更新:2011年09月26日 04:42
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