ネメシス

Nemesis
ネメシス

女神

ギリシア

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ギリシア神話
  • 因果応報、復讐の女神。
  • ニュクスの娘。だが、オケアノスの娘、ディケの娘という説もある。
  • 悪行に対する報復を司り、冷たくなった恋人も罰する。
  • 『不可避』(アドラスティアー)とも呼ばれた。
  • 彼女は、しばしば唇に指を当てている姿で描かれる事があった。神々の怒りを招かぬよう、沈黙が望ましいと示唆されていると考えられる。
  • アポロドーロスの『ギリシア神話』によるとゼウスに恋されたネメシスは、ガチョウになって逃げたが、ゼウスは白鳥に変身してそのまま交わったという。別の説では、白鳥になったゼウスは、鷲に変身したアフロディーテに追われ、ネメシスに逃げ込む振りをした。そのまま、ネメシスが眠り込んだところで交わったという。どちらにせよ、ネメシスはゼウスとの交わりで卵を産んだ。この卵から生まれた娘が、トロイア戦争の原因となった絶世の美女ヘレネである。


最終更新:2011年10月10日 03:43
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