パイエオン

Paeon
パイエオン

魔神

ギリシア

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ギリシア神話
  • 治癒の神で、神々の医師。
  • パイオーン『治療する者』とも呼ばれる。
  • ハデスが、冥界にやってきたヘラクレスの矢を受けて負傷した時、治療したのがパイエオンだった。彼は、痛みを鎮める軟膏を塗ってハデスの傷を癒した。
  • トロイア戦争では、女神アテナに導かれた勇将ディオメデスの青銅の槍が、軍神アレスの腹部を切り裂いた。この時、アレスは一万人に及ぶ程の大きさの悲鳴を上げ、オリュンポスに逃げ帰った。しかし、パイエオンが治療すると、イチジクの果汁が乳液を凝結させるかの如く傷が消えたという。
  • 後の時代になると、アポロンの神格に取り込まれ、アポロンの医術の神としての一面と考えられるようになった。


最終更新:2011年10月10日 04:36
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