ヘルメス

Hermes
ヘルメス

魔神

ギリシア

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ギリシア神話
  • ゼウスとマイアの息子。
  • オリュンポス12神の一人である。
  • 神々の伝令役で、旅人、泥棒、商業、羊飼いの守護神。また、能弁、体育技能、眠り、夢なども司る。
  • ローマ神話のメルクリウスと同一視される。また、エジプト神話ではアヌビスに対応している。
  • 百眼の巨人アルゴスを殺害し、『アルゴス殺し』の異名でも呼ばれる。
  • 旅人の神であり旅人を危険から守るが、死者の霊魂を冥界に導く役割も持っている。
  • その姿は、競技者の姿で描かれる。濃く長い髭を生やし、巻髪を垂らした青年の姿で表現される。また、翼の付いた丸い帽子(ペタソス)を被り、足には翼の付いたサンダルを履き、手には蛇の巻き付いた翼のある杖(ケリュケイオンまたはカドゥケウス)を持っている。
  • ヘルメスの持つ杖は、欧米では商業の紋章として広く用いられている。
  • 赤ん坊の頃にゆりかごを抜け出して、アポロンが世話をしていた牛を盗んだ。結局、牛は返されたがアポロンの怒りは収まらなかった。ある時、ヘルメスが亀の甲羅に羊の腸などを張り、爪弾くと美しい音が鳴った。これが最初の竪琴となる。この音を聞いたアポロンの怒りは静まり、ヘルメスの竪琴と、アポロンの黄金の杖が好感され、アポロンは音楽の神、ヘルメスは牛飼い・羊飼いの神となった。
  • ヘルメスはいたずら好きだが、全ての神から好意を持たれた。嫉妬深いヘラでさえ、ゼウスとマイアの間に生まれたヘルメスに乳を与えることに同意している。
  • 創意工夫に長け、進んで他人の役に立とうとした。巨人戦争(ギガントマキア)において、ハデスの隠れ帽をかぶり、ヒッポリュトスを殺した。


最終更新:2011年10月11日 23:01
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