アエノコト

Aemokoto
アエノコト

精霊/植物神

日本

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民間伝承
  • 石川県に伝わる田の神で、アイノコト、ヨイノコトとも呼ばれる。「アエ」は饗応を意味し、「コト」は祭事を表す言葉で、田の神をもてなす祭りをいう。
  • 石川県能登の鳳至(ふげし)地方の農家では旧暦11月5日(現在の12月5日)にアエノコトを家に招き、祀る行事がある。この日には、田の神が収穫を終えて家に帰ってくるといわれ、家々では、神を迎える儀式が行なわれる。家の主人が神を迎え、風呂に入れ、饗応をする。こうして田の神は翌年の1月9日に送り出されるまで米俵に依り憑いたまま蔵や納戸で休息するとされる。
  • アエノコトは、夫婦神であり、本膳は2人分用意される。また、目が不自由であるとされる。


最終更新:2011年10月20日 00:43
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