アバドン

Abaddon
アバドン

魔神/堕天使

ヨーロッパ/イスラエル

----------出典----------

キリスト教、ユダヤ教、『魔道師 The Magus 1801』、『天路暦程 Pilgrim’s Progress』
  • [Abaddan]とも表記し、ギリシア語では、アポリオン[Apollyon]、[Apolluon]とも呼ぶ。
  • 疫病の蝗の王。死の闇天使。奈落の魔王。第7階級の魔神の長。ユダヤの言葉で、『破壊』、『滅亡』、『廃墟』、『墓』、『冥界』、『死』等の意味を持つ。
  • 鎌のような翼を持ち、その姿は余りにも恐ろしく、見た者は恐怖でショック死してしまうと言う。
  • 『魔術師 The Magus 1801』では、身体を緑の鱗に包まれて、肩口からは水掻きのような形の翼が生え、赤毛の髪と髭を生やしている。目は窪み、かぎ鼻の先は唇に付きそうなくらいだという。
  • ジョン・バニヤンの『天路暦程 Pilgrim’s Progress』には、全身鱗に覆われドラゴンの翼と、熊の足を持ち、腹から煙と炎を吐き出すと記されている。
  • 聖書の黙示録、第9章にも登場する。地獄の奥底に棲む堕天使で、最後の審判が訪れた時に、蝗に似た使い魔を放って人間を苦しめる。その使い魔は、馬鎧を付けた軍馬に似ていて、顔は金の冠を被った女で、牙は獅子、尾は蠍で、胸に鉄の胸当てを付け、物凄い羽音を立てる。人間を、その毒針で刺すが、決して致命傷にはならず、5ヶ月の間、死ぬような苦しみが続くという。


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最終更新:2011年09月09日 21:50
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