カイナンホウシ

Kainannhoushi
カイナンホウシ

幽霊

日本

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民間伝承
  • 海難法師。海難坊ともいう。
  • 東京都の大島、三宅島、新島といった伊豆七島に出現する、海で死んだ者たちの亡霊。
  • 毎年旧暦の1月24日の夜に沖合いからやって来て村を訪ね歩きまわる。海難法師を見た者は、家に帰って玄関に入った途端に死んでしまうとされた。伊豆七島の人々は、旧暦1月24日には漁も休み、家々に閉じこもるという。
  • 伝説では、幕府から伊豆七島の代官を命じられた豊島作十郎忠松が悪政を行なっていた。島民は我慢できず、領内を視察する日に天候の悪くなる日を天気の良い日と言ってすすめた。こうして天候の悪化した海で豊島は水死した。島民に騙された豊島の怨念が海難法師となったといわれている。


最終更新:2011年11月19日 22:47
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