アマツヒコネ

Amatsu hikone
アマツヒコネ

龍神

日本

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日本神話
  • 天彦根神(アマツヒコネノカミ)、天彦根命(アマツヒコネノミコト)とも呼ばれ、天津日子根とも表記される。一般的に北伊勢大神、多度神とも呼ばれている。
  • 日本神話において、天照大神と須佐ノ男が誓約をした際、須佐ノ男が天照大神の勾玉を噛み砕いて吹き付けた息から生まれた5神の3番目の神とされる。
  • 天彦根は、山の神であり、雨乞いの神であり、また、風の神、嵐の神でもある。そして、数多くの氏族の氏神であり、その分布は近畿から関東に至る。天彦根は、その氏族が崇めていた土着神の集合体としても考えられ、その神徳は、農業、漁業、金属工業の守護、産業開発、祈雨、風難・水難・火難除けと多岐にわたって発揮される。
  • 名前から分かるように、三重県多度町の多度大社の祭神である。伝説では、多度大社の背後の多度山には、一つ目の龍が住んでいたとされる。龍は主に海神だが、水の神でもあるため、雨の神として信仰され、風水害を防いだとされている。その、一つ目の龍を祀ったのが多度大社の始まりだとされる。
  • 天彦根は天照大神の御子であるため、伊勢神宮に対して、多度大社は北伊勢大神宮と呼ばれている。そして子の、天目一箇と共に一目連神として祭られている。


最終更新:2011年09月09日 22:15
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