ボガート

Boggart
ボガート

妖精

イギリス

----------出典----------

民間伝承
  • ボーガン[Bogan]、ボーグル[Bogle]、ボガト、ボガン、ボグルなどとも呼ばれる。
  • イングランド地方に伝わる家に棲む妖精。
  • 非常にいたずら好きで、物を隠したり、牛乳を酸っぱくしたり、犬の足を悪くしたりする。また、夜中に寝ている顔に冷たい手を当てたり、敷布を剥がしたり、時に耳を引っ張ったりする。
  • 危険な曲がり角の橋の下に棲み、御者がその橋を渡るとき丁寧に挨拶をしないと、不幸なことが起きるとされる。
  • リンカーンシャーでは、百姓との昔話が伝わる。百姓が畑を耕そうとすると、そこはボガートの棲む土地だった。百姓はボガートと収穫物を分ける事とした。この時、百姓は地上の収穫、ボガートは地下の収穫を取り分と決めたが、百姓は大麦を植えて収穫した。次の年は百姓が地下、ボガートが地上と決めたが、今度はジャガイモを植えて収穫した。ボガートは何も手に入らず、怒って消えたという。
  • C・S・ルイスの『ナルニア国ものがたり』や、J・K・ローリングの『ハリー・ポッター』シリーズなどにも登場する。


最終更新:2011年11月25日 23:58
添付ファイル