コクリュウ

Kokuryuu
コクリュウ

龍王

中国、日本

----------出典----------

民間伝承、道教、五行説、『十二支考』
  • 黒龍。黒竜。驪竜(リリョウ)とも呼ばれる。
  • 名前の通り、黒い鱗に覆われた龍で、顎の下に貴重な珠を持っているとされた。
  • 黒いイメージから災厄をもたらす邪悪な龍と考えられ、白龍と敵対する。
  • 光を苦手として、普段は暗い海の底に棲み、光のない新月の夜のみ姿を現す。
  • 闇や海を司り、海に住む魚を乱獲する者たちに罰を与え、海底に引きずり込むといわれる。
  • 一方で、神聖な存在としても崇められ、五行思想では、黒は北と水を意味するので、玄武と同じく北方を守護する神聖な龍と考えられている。
  • 日本でも、絵画に墨汁が使われるため、沼や池の龍が黒く描かれている。
  • 日本神話の闇淤加美神、闇御津羽神と同一視される事もある。
  • 道教では、人格神化した名前で、北海黒龍王・敖順と呼ばれる。


最終更新:2012年07月07日 05:25
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