コサメコジョロウ

Kosamekojorou
コサメコジョロウ

妖魔/怪魚

日本

----------出典----------

民間伝承、『南方閑話』、『水族志』
  • 紀州日高郡龍神村(現・和歌山県日高郡田辺市)に現れた妖怪で、正体はコサメ(もしくは、マスやヤマメ)。
  • 南方熊楠の『南方閑話』に記されている。龍神村にあるオエガウラ淵に棲み、近づいた者を水中に引きずり込んで食い殺していた。ある時、小四郎という男に出会ったコサメ小女郎が、「薪の灯りのもとで7-年間飼い続けた鵜には敵わない」と言ったため、そのような鵜を探して淵に放った。すると、目を抉られた大きなコサメの死体が浮かび上がった。腹を捌いてみると、すでに食べられてしまった木こりのナタが7本あったという。
  • また、畔田伴存も『水族志』で、コサメ小女郎の正体を推察している。


最終更新:2012年07月07日 05:28
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