イツマデ

Itsumade
イツマデ

凶鳥

日本

----------出典----------

『太平記』、『今昔図画続百鬼』
  • 以津真天。
  • 弔われなかった死者の霊魂が妖怪化したもの。「いつまで」「いつまで」と奇怪な声で鳴く怪鳥。
  • 『太平記』12巻「広有り怪鳥を射る事」の中にこの以津真天が、1334年の秋、夜な夜な京都御所の紫辰殿の上に訪れ、皆を恐れさせたので射落としたと記されている。
  • その姿は、人の様な首と、蛇の様な身体、曲がった嘴、ギザギザの歯、鋭い蹴爪を持っており、翼を広げると5mはあったという。
  • 鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』では、腹から後ろが蛇の様になっている細長い鳥が雲の上に乗っている姿が描かれている。


最終更新:2011年09月11日 10:43
添付ファイル