イフリート

Efreet
イフリート

精霊

アラビア

----------出典----------

イスラム教、『千夜一夜物語』、『アラジンと魔法のランプ』
  • その名は、堕天使イブリースに由来する。[Ifrit][ifreet][afrit][afreet]などとも表記する。
  • イスラム教における5つの精霊の階級では2番目の地位。
  • 悪賢いジンを総じてイフリートとも呼ぶ。
  • 女性形はイフリータと呼ぶ。
  • 性格は獰猛で短気、様々な魔術を扱い、変身能力も持ち、炎を自在に操る。
  • 後の世に西洋に伝わり、その形容から悪魔と同一視されたり、炎の精霊とされたりしたが、実際は炎とは関係ない。
  • 『千夜一夜物語』の中でも多く登場する。ある日、漁師の網に壷が引っかかった。漁師が壷の蓋を開けるとイフリートが現れた。イフリートは長い間、壷に閉じ込められており、出してくれた者を食い殺そうと考えていた。しかし、漁師は「本当に壷に入っていたのか?」と問われて、証拠を見せるため、自ら壷に入った。すると漁師は壷の蓋を閉めて再びイフリートを閉じ込めてしまった。
  • 『アラジンと魔法のランプ』のランプの精もイフリートである。


最終更新:2011年09月11日 10:49
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