神清 じんせい
?-814
中唐の僧侶。字は霊庾。俗姓は章氏。綿州昌明県の人。十三歳の時、綿州開元寺の弁智に師事、慧義寺如律師より具足戒を受けた。徳宗に招かれて宮中に行き、慧義寺に戻って著述に専念した。著作に『法華玄箋』十巻、『釈氏年誌』三十巻、『新律疏要訣』十巻、『二宗初学儀』一巻、『有宗七十五法疏』一巻があったとされるが、現存するのは『北山録(参元語録)』十巻のみで、それも近代まで散逸していたのを、1912年発見された宋本残本をあわせたものであり、『大正新脩大蔵経』第52巻(№2113)に収録される。『宋高僧伝』に伝がある。
列伝
『宋高僧伝』巻六 義解篇之三 唐梓州慧義寺神清伝
参考文献
最終更新:2024年05月03日 20:24