智炬

智炬 ちこ

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中唐の僧。金陵の人。慧炬とも。貞元十七年(801)に『大唐韶州双峰山曹侯渓宝林伝』十巻を撰述した。これは禅の燈史であり、六祖慧能の南宗禅の由来を説くとともに、西天二十八祖の伝燈を主張した。長らく失伝していたが、1933年に日本の青蓮院から第六巻が、1934年に山西省趙城県広勝寺所蔵の金版大蔵経中から巻一・二・三・四・五・八が発見されて、その本文が紹介されるに至った。

参考文献

陳垣 著/西脇常記・村田みお 訳『中国仏教史籍概論』(知泉書館,2014)

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最終更新:2024年05月04日 01:17
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