玄応

玄応 げんのう

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唐初の僧。貞観年間(623-649)の人。文字学の書物を広く学び、学芸の世界にもれなく通じ、儒教と仏教の両方の学問を統括して考究した。北斉の道慧が一切経の音義をつくったが、書名を明らかにせず、ただ文字の類別のみを明らかにしただけであったから、検索するのに大変わずらわしかった。この事に憤慨して『一切経音義(大唐衆経音義)』二十五巻を著した。『続高僧伝』に短い伝がある。

史料

『続高僧伝』巻三十 雑科声徳篇 隋東都慧日道場釈智果伝 附玄応

参考文献

陳垣 著/西脇常記・村田みお 訳『中国仏教史籍概論』(知泉書館,2014)

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最終更新:2024年05月04日 19:19
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