章安灌頂 かんじょう
561-632
初唐の僧。台州章安の出身。字は法雲。俗姓は呉氏。七歳で出家し、二十歳で具足戒を受ける。583年、天台宗の開祖智顗にしたがって金陵の光宅寺に入り、天台の教観を学ぶ。天台三大部(止観・玄義・文句)を聴講筆録する。智顗の滅後、煬帝の庇護のもとに師の遺徳を継承し、『国清百録』を編集する。章安尊者、章安大師などと称する。『続高僧伝』に伝がある。
史料
『続高僧伝』巻十九 習禅四 唐天台山国清寺釈灌頂伝
参考文献
『大蔵経全解説大事典』(雄山閣,2016)
外部リンク
最終更新:2024年05月04日 20:55