白馬寺

白馬寺

後漢の明帝がインドからきた摂摩騰らのために洛陽城西に建てた中国最初の寺で、『四十二章経』がはじめて訳されたと伝えられる。現在は洛陽の東方義井舗に存する。白馬寺の名は外国の寺名をとったともいい、仏典を白馬にのせてきたからだともいう。明帝の白馬寺建立が歴史的事実であるかどうかは疑わしいが、三国時代には白馬寺で翻訳も行なわれている。隋の『歴代三宝記』に、洛陽白馬寺が建ってから諸州が競って白馬寺を建てたといっているように、晋代には長安・建康・荊州などにも白馬寺が建てられた。洛陽白馬寺は盛衰はあったが、中国最初の寺と信ぜられ歴代重修せられて今日にいたっている。

参考文献

『アジア歴史事典5』(平凡社、1960年)

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最終更新:2024年11月19日 16:07
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