明徳門
長安、外郭城の南三門(明徳門・
啓夏門・
安化門)のうち、中央の門。東西55.5m、南北17.5m、五つの門洞が開かれ、各門洞の幅は5mである。門前3mのところに幅3m、深さ1.8mの壕がある。門洞が五あるのは明徳門のみで、他の門は三である。中央の洞は普段は門扉が閉ざされ、皇帝が城外に出る際にだけ開かれる。内側は北に向かって巨大なメインストリートである朱雀門街が走る。
参考文献
愛宕元 訳注『唐両京城坊攷 長安と洛陽(東洋文庫577)』(平凡社、1994年)
最終更新:2025年01月28日 21:30