右威衛
長安、皇城の
承天門街の西、第五横街の北に位置した右威衛の屯営。右威衛は禁衛軍の指揮機構で、唐の十六衛の一つ。もとは右屯衛と称されたが、龍朔二年(662)右威衛に改め、光宅元年(684)右豹韜衛に、神龍元年(705)右威衛に復した。上将軍、大将軍が一人、将軍が二人であり、掌職は左右衛と同じである。東に右領軍衛、西に秘書省が位置した。衛門はもと南向きであったが、開元七年(719)に南の御史台と通行が重なるため、北向きに変更された。
参考文献
徐松 撰、愛宕元 訳注『唐両京城坊攷 長安と洛陽(東洋文庫577)』(平凡社、1994年)
最終更新:2025年02月02日 19:01