桂仲武 けいちゅうぶ
?-832
唐代の官人。元和14年(819)安南で楊清の反乱のため安南都護の
李象古が殺害されたため、唐州刺史であった桂仲武が安南都護となり、楊清を赦して瓊州刺史に任じた。しかし逗留して敢えて進まなかったから、安州刺史に左遷された。元和15年(820)八月に桂仲武は楊清を誅殺して安南府を回復した。長慶二年(822)十一月に邕管経略使に任じられた。その後、衛尉卿となり、大和四年(830)三月には福建観察使に任じられた。大和六年(832)卒。
列伝・史料
『新唐書』
巻二百二十二下 列伝第一百四十七下 南蛮下
『旧唐書』巻十五 本紀第十五 元和十四年十月丙寅条
『旧唐書』巻十六 本紀第十六 元和十五年八月甲戌条
『旧唐書』巻十六 本紀第十六 長慶二年十一月辛未条
『旧唐書』巻十七下 本紀第十七下 大和四年三月丁亥条
『資治通鑑』巻二百四十一 唐紀五十七 元和十四年十月丙寅条
『全唐文』巻六百一十 祭福建桂尚書文
外部リンク
最終更新:2024年05月20日 00:48