張滂
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中唐の財務官僚。貞元八年(792)、戸部侍郎から諸道塩鉄転運使となり、洛陽・河南・淮南・江南・嶺南・山南東道の両税等物の担当官となった。貞元九年(793)には張滂の上奏により税茶法を開始し、これにより毎年銭四十万貫の歳入を得た。貞元十年(794)宰相
陸贄が
裴延齢の誣告により宰相を罷免されると、裴延齢の険悪を訴えると徳宗の怒りを買い、張滂も衛尉卿に左遷させられ、貞元十一年(795)汀州長史に転出させられた。
志・列伝・史料
『新唐書』
巻五十四 志第四十四 食貨四 茶 漆 竹 木税、銭制
『新唐書』
巻一百六十七 列伝第九十二 裴延齢
『旧唐書』巻十三 本紀第十三 徳宗下 貞元八年二月癸酉条、同年四月丙午条、貞元九年正月癸卯条、貞元十年十一月乙酉条、貞元十一年四月壬戌条
最終更新:2023年06月23日 08:31