カトー


カトー<Cato>
古代ローマのポルキウス氏族に属するプレブス系の家族名。ケンソルを務めた大カトーとストア派を信奉した小カトーが特によく知られている。
長音を除いてカトとも表記される。このほか英語読みではケイトーで、シェイクスピア作品などではこの表記で見られる。

マルクス・ポルキウス・カトー・ウティケンシス
<Marcus Porcius Cato Uticensis>(紀元前96年~紀元前46年)は、共和政ローマ末期の政治家だが、ポエニ戦争の時代に辣腕を奮った大カトーの曾孫にあたり、このカトーとの区別のため小カトーと呼ばれる。
大カトーことマルクス・ポルキウス・カトー・ケンソリウス
<Marcus Porcius Cato Censorius>(紀元前234年~紀元前149年)は古代ローマの政治家で、清廉で弁舌に優れ、紀元前195年に執政官(コンスル)、紀元前184年にケンソルを務め、ケンソリウスの尊称をえた。曾孫の小カトーと区別するため大カトーと呼ばれる。
最終更新:2007年05月10日 10:21