『金沢文庫』(かねさわぶんこ)
鎌倉中期、
北条実時が武蔵国六浦庄金沢郷(横浜市金沢区)の称名寺境内に設立した文庫。(私設図書館)
和漢の貴重図書を収蔵し、「
足利学校」と並んで中世教育史上の重要な存在。昭和5年(1930)公開図書館となる。
所蔵する多数の古文書類は「金沢文庫古文書」として刊行されて、典籍類も刊行中。
仏書が多く、幕府滅亡後散滅したが再興され、現在約2万巻を収蔵。
実時の子、顕時・孫の貞顕(さだあき)に受け継がれ充実されていった。
しかし、鎌倉時代の崩壊とともに、金沢文庫は衰退していった。
最終更新:2007年08月20日 10:55