賀茂真淵(かものまぶち)
浜松の神官であった岡部政信の3男として生まれる。岡部家は京都の賀茂神社の末流とされる。万葉集などの古典研究を通じて古代日本人の精神を研究した。「国学の四大人(しうし)」の一人とされる。37歳の時、京都に移り荷田春満を師として学んだが、1736年の師の他界に伴い、1738年江戸に移住。国学を講じた。
1763年、
本居宣長が伊勢参宮の旅の途中の賀茂真淵を訪れ、入門。その夜、生涯一度限りの教えを受けた話は「松阪の一夜」として有名。以後文通(万葉集問目)が続いたとされる。賀茂真淵の主な著書に『源氏物語新釈』『万葉考』『国意考』などがあげられる。
現在、浜松の生家の側には「賀茂真淵記念館」が建てられている
最終更新:2007年06月15日 17:17