ふりこの原理
(5年)
目標:ふりこの原理を知り、自分でふりこの速さを変えられるようになる。(速さが変えられるということは、ふりこにおいて、糸とおもりの関係:原理を理解していないとわからないため)
先生:「今日はおもりのはたらきを勉強します。みんな“おもり”ってわかるかな?」
生徒:「なんか重いもの。」
「はかりのときに使った!!」
先生:「そうだね。天秤を使った授業のとき“分銅”という錘をつかったよね。(授業の復習もかねて天秤と錘の写真を黒板に貼ったり、
教科書でみてもらう。)おもりとは、物の重さを増やすために付け加えるもののことを言います。そこで今日は、この“おもり”をつかって、振り子というものの勉強をします。みんな振り子って知っているかな?」
生徒:「なんかいったりきたりするやつ?」
先生:「そうです。ふりことは、糸におもりをぶら下げて作ったものです。ふりこはメトロノームや時計などみんなのいろいろなところで使われているのですよ。さて、ではふりこの仕組みについて考えていきましょう。」
(実際に見本としてふりこを2セット(おもりの重さは違う)だす。)
先生:「ここに二つの振り子があります。だけど、ぶら下がっているおもりを見てください。どう?同じかな?同じだと思う人?」
生徒:「………」
先生:「では違うと思う人?」
生徒:「は~い(もしくは手が挙がる)」
先生:「そうです。でも念のためにだれかに確認してもらいたいと思います。確認してくれる人?」
(手があがるとする)「ではめぐちゃん。」(あがらなければ前の席に座っている子で)「ゆきちゃん」
(実際に前にきて二つのおもりを確認してもらう。)
先生:「では、おもりは重さが違うということはみんないいですね。また、糸の長さは同じでス(実際に確認して証明)そしたらこの振り子を両方一遍に振ると速さはどうなると思いますか?」
(重いほうが早くなる・重いほうが遅くなる・同じ・その他の4パターンで聞く。またその他の意見だった子には意見を聞く。)
「では、実際に振ってみたいと思います。」
(実際にふって)
「どうですか?」
生徒:「同じだー!!(といってくれるように、準備は念入りに行う)」
先生:「そうなんです。ではどうしたら速さは変わると思いますか?おもりは関係なかったよね。では何を変えれば二つのおもりの速さは変わるのかなあ?」
生徒:「糸の長さじゃない?」
先生:「いいですね。では糸の長さを変えると時間はどうなると思いますか?(短いほうが早くなる・短いほうが遅くなる・同じ・その他の4パターンで聞く。またその他の意見だった子には意見を聞く。)それでは実際に実験してみましょう。」
(糸の長さを変えて実験)
「どうですか?」
生徒:「短いほうが早い!!」
先生:「そうですね。じゃあ逆にしてもやってみようか。(短かったほうを長く、長かったほうを短くさっきと糸の長さを逆にする。)それでも…?」
生徒:「短いほうが早い!!」
先生:「ということは、糸の長さが早さに関係していたことがわかるね。今まで実験でやったように、振り子はいくらおもりの長さが違っても糸の長さが同じならば速さは変わらないのです。逆におもりの重さが一緒でも糸の長さが変われば速さは変わってくるのです。」
生徒:「でも、なんで糸を短くするとどんどん早くなっていくの?」
先生:「それは… だからです。」(すいません。二人でいろいろ調べたのですが、私たちもまだ理解できていないので、もう少し調べ、まとまったら書き直ししておきます。)
「では、今日のまとめを書きます。みんなしっかり覚えておきましょう。」
(黒板にまとめを書き終了)
補足
ふりこについての実際の授業記録が書いてあるページが書いてあり、とっても詳しく書かれていたので紹介します。
www.cubeland.net/jirei_htm/000275
アニメーションで授業が無料で見れるページがあり、絵や文字の大きさが小学生用で授業で補助教材としても使える感じで面白かったので紹介します。みんなも一度みてみてください!!www.nekopy.com/game/rika/teko.html
最終更新:2007年05月16日 19:37