大きさ比べ~長さ~ 1年生算数
獲得目標:身近なものの長さに関心を持つ
単位の大きさを決めてそのいくつ分かを考え、ものの長さをとらえる
普遍単位の有用性を実感する
T「今日は物の長さについて勉強します。初めに簡単なクイズをしましょう。今から先生がいろんなものをみんなに見せるので、みんなにはどちらの長さが長いか当ててもらいます。では、最初はこれです。」
※短い鉛筆と長い鉛筆を提示
T「ではわかった人は手を挙げてください。」
S1「右の方がながいです」
T「どうやって比べたのですか?」
S1「鉛筆をくっつけました」
T「そうですね。では次の問題です。どちらが長いでしょう?」
※赤・青2本のリボンを用意する(丸めたまま呈示)
S2「赤の方が長そうです」
T「どうやって考えたのかな、実際はどうだろう?誰かに前に出てきて比べてもらおう」
S3「片方のはしっこを重ねて・・・やっぱり赤の方が長いです」
T「それでは次に教室の縦と横はどっちが長いかな?」
S4「縦の方が長そう」
T「ではみんなで調べてみよう。どんな方法で調べることができるかな?」
S5「長いひもを使って、さっきみたいにはしっこを重ねればいいんじゃないかな?」
S6「短いひもを使って、いくつ分か調べて比べよう」
S7「教室を歩いて何歩で端から端までいけるかを数えよう」
T「いろいろな方法が考えられましたね。それではみんなでやってみましょう(グループで実行)」
※各グループごとに発表してもらう(予め、15mほどの長いひも、60cmほどの短いひもを用意)
長いひも・・・縦>横
短いひも・・・縦18個と半分、横16個分
歩数・・・・縦15~13歩、横12~10歩
T「どの方法でも縦の方が横よりも長いようですね。測ってみて何か気付いたことはありますか?」
S8「長いひもを使えばすぐに比べられるよ。わかりやすいね」
S9「でも長いひもがなかったら測れないよ」
S10「短いひもが何個分かっていうのと何歩かって測るのは似ているね」
S11「何歩かって測るのは人によって違いがあったよね」
T「そうですね。例えば今日調べたことを帰っておうちの人に伝えるとしたらみんなはちゃんと正確に伝えることができるかな?」
S12「ひもの長さがわからないよ、○○ちゃんの歩く大きさとあたしの歩く大きさは違うよ。だからお母さんはわからないよ。」
T「今までやってみた測り方にはいろいろな問題もあるよね。それではみなさんにとっておきの道具を紹介しましょう」
※画用紙で作った大きいものさしを提示。等間隔に目盛が記入されている。(等間隔であることを確認する。cmなどの単位は扱わない)
T「みんなが同じもので測れば、測った人が違っても違う結果になることはないよね。そして、この道具のようなものを使うと他の人にもどのくらいの違いだったかを正確に伝えることができるね」
T「では、今日のまとめです。長さを比べるときは、直接並べてみて比べるという方法と、動かせないものについては何か別のものがいくつ分かということを調べて比べることができたね。さらに、目盛のついた道具を使うと長さの違いをもっとわかりやすく示すことができるとわかったね。」
◎ここでは長さの違いのみ取り扱うことにする。
長さを正確にあらわしたり、cmなどの使用するのは2年生からであり、その導入的なものにとどめておく。
最終更新:2008年04月16日 02:31