ソシオメトリック・テスト
精神科医
モレノが考案した
テストで、個人の好きな相手、嫌いな相手などの名前を書かせることで集団の構造を客観的に明らかにする方法である。「誰の席の隣になりたいですか」など、回答者が集団の他の構成員をどのように選好しているかを調査し学級内の構造を図的に表現することができる。出来上がった構造はソシオグラムと呼ばれる。これにより、集団を視覚的にとらえることができるのである。
しかし、時には「嫌いな人はだれですか」という質問もある。これは
いじめなどのネガティブな側面からの情報が必要だからである。このテストの実施にはプライバシーの保持など十分に配慮することが不可欠である。
※友達の多い子・・・・・人気児
嫌われてしまう子・・・排斥児
友達のいない子・・・・
孤立児
好かれることもなく、嫌われることもない子・・・
周辺児
好ましい人として多くの人から選択され排斥されることの少ない人・・・社会測定的地位が高い
テストの実施には、お互いがよく知っているはずと想定することが条件となっている。
最終更新:2008年05月27日 00:17