みなさんこんにちは。
今日はみんなの生活について勉強します。
みんな、この間は社会科見学でゴミ処理場に行きましたね。
私たちが出したごみがどのようにして処理されているのかを勉強しました。

そして今日は、おうちの中でのことを勉強します。
おうちの中でしているお仕事、家事といいますね。それをあげてみましょう。
 掃除
 洗濯
 料理 などがあがる。

はい、そうですね。家事は毎日行われる大切なお仕事です。
みんな掃除は学校でもするから、やり方はわかりますね。
おうちでは何を使ってお掃除していますか?
 掃除機!
うん、掃除機ですね・・・ごみを吸ってくれる大変便利なものです。

では、洗濯はどんなものをつかってしていますか?
 洗濯機!
はい、洗濯機です。
みんなのおうちにあるのはどんなのかな・・・たくさん種類があるから、みんなの過程それぞれで形が違うと思います。

じゃぁもし、洗濯機が壊れてしまったら、どうやって洗濯をするかな?
ちょっと考えてみましょう。

うん、桶に水を入れて、洗剤を入れてごしごしもみ洗いするしかないね。
家族全員分の洗濯物を一枚一枚洗うとしたらどうかな?
 大変だ。
うーん、すごく大変だよね。一枚一枚手で洗うのって。
そうすると今お家にある洗濯機はとっても便利なものですね。
洗濯ものを入れて、洗剤を入れてスイッチを押せば、洗って、乾燥までしてくれます。

実は今日は洗濯について学びます。
今言ったように、洗濯機がなかったら大変ですね。でも、私たち先生やみんなが生まれるずっと前は、洗濯機なんて便利なものはなく、さっきみんなが言ってくれたように一枚一枚手で洗っていました。
その道具がこれです。
 写真
これ、なんていう名前か知ってるかな?

うん、これは「洗濯板」といいます。
下にあるのは「たらい」です。
昔の人々はこれで一枚一枚手で洗っていました。

みんな、これの大変なところってどんなところ?
 一枚一枚。
 冬は水が冷たい

そうです。
とっても大変です。そしたらみんな洗濯を楽にするために、洗濯機を開発しようと思いました。

そこで作られたのが、これです。
1930年に開発されました、70年も前ですね。
でもこれはとっても高かったんです。なかなか買うことはできませんでした。
この洗濯機は当時の値段で約340円。え!?安い??
現在のお金で見てみると34万円くらいかな。

うん、そこでもうひとつみんなに質問です。
さっき、洗濯板で洗っていたよね。洗うときの大変なところを挙げてもらいました。
じゃぁ、洗ったあと、その服はどうする?
 干す。
干す前だね・・・びちゃびちゃのまま干す?
 しぼる!
うん、絞るよね。
実はこの絞る作業がとっても大変でした。
町の人々の声をきいた、開発者の人は簡単に洗えるだけじゃなく、簡単に絞ることができる機械を作らなければならなかったんです。

そこでできたのがこれです。
これはローラーがついていて、それにはさんで水を絞るものでした。
とっても力がいるんだけど、でもそれでも楽だということでよくつかわれるようになりました。
値段もやすくなっていったので、みんな使ったんだね。

そして改良に改良を重ね、今みんなの使っているような洗濯機になったのです。

昔の人々は生活をより豊かにしようと、とてつもない努力をしてきました。
こうして洗濯機が作られたのも、洗濯に使う時間を少なくすることで、みんなが自由な時間をたくさん持てたんですね。

いま、みんなが使っている身近なものひとつひとつが、昔の人のとてつもない努力によって作られてきたのだということをわすれないでください。


ゆき
最終更新:2008年06月13日 16:58