T「みなさんおはようございます!次は理科の時間です!」
S「はーい!」
T「前回の授業では、人のからだがどのようにうごくのかをお勉強しました。理科室の人体模型をつかって、筋肉や骨の動きを調べたんでしたね。」
S「うんそう!きもちわるかったー」
S2「ガイコツ怖かったー」
T「では今日は、人の体のしくみについて、もうひとつお勉強したいと思います。」
S「はーい!」
T「それは・・・『どこで何を感じるか』です。」
S「なにそれー????」

T「私たちはいろいろなものを感じ取っています。たとえば、みんな授業が始まる合図はなんだったかな?」
S「チャイム!」
T「そうです、チャイムが聞こえると授業の合図でしたね。それではチャイムが鳴ったと感じたのは体のどこの部分かわかるかな?」
S「耳!」
T「そうです。音は耳で聞くことができますね。でも耳はそれだけではありません。」
 それでは、○○ちゃんとその周りの4人立ってください。
(聞く生徒と、その周囲4人前後左右を立たせる)
 ○○ちゃん、目を閉じて、これから手をたたく音がしますから、その聞こえた方向を指さしてください。
 先生がこれからあとの4人のうち、手をたたく人の名前を黒板に書きますから、書かれた人は手をたたいてください。

S(目を閉じて立つ)
T(右後ろでたたく)
T「はい、では目を閉じたまま指さしてください。」
  みんな○○ちゃん正解でしたか?
S「うん」
何回か行う。
T「このように、耳は音の聞こえる方向も感じ取ることができます。」
  それから音の大きさも感じられます。

T「では次です。みなさん前にある黒板が見えますか~?」
  黒板があることを感じているのはどこ?」
S「目」
T「そうです。目ですね。じゃぁみんな、体の向きはそのままで目をぎょろぎょろ動かしてみましょう。」
  隣の人の顔が見れるかなー?」
S「見える」「見えない」
T「うん、そうだね・・・眼には見ることのできる範囲があります。次はそれをしらべてみましょう。」
  ○○ちゃん、前に出てきてください!」
  これから先生の人差し指を眼でおってください。見えなくなったらおしえてくださいね。顔は動かさないこと。
そういって左・右へうごかす。見えたところの図を黒板に書く。

みんな後ろはみえないもんね。人の目には見える範囲が限られています。見えないところを見ようとおもったら後ろを向いたり、首をまわしたりするよね。」

このように、私たちの体は様々なことを感じとっています。また、それがどちらの方向なのか、大きさはどうか、ただ感じ取るだけでなく、様々な情報を得ているのです。


ゆき
最終更新:2008年06月13日 17:04