読書指導

小学校1年生 お話を楽しく読みましょう

目標
①書かれている事柄の順序や場面の様子などに気付きながら読むことができるようにするとともに、楽しんで読書しようとする態度を育てる(読むこと)
②大事なことを落とさないようにしながら、興味をもって聞くこと(内容 話すこと・聞くこと)
③易しい読み物に興味をもち、読むこと
④時間的な順序、事柄の順序などを考えながら内容の大体を読むこと

授業計画
1 楽しく読む 本に興味を持つ
導入
 「にじいろのさかな」を読み聞かせする。*ゆっくりと大きな声で読むように心がける
展開
①子供達に感想を聞く
○誰がでてきたか
○場所はどこか
○面白かったところはどこか  など

②もう一度読み聞かせをする。しかし、今回はわざと間違えて読む。子供達は間違いに気づいたら「違う!!」と言う。
慣れてくると子供達は予測をするようになり、盛り上がっていくようだ。

注意して聞くようになり、集中力をつけさせることも目的としている。


③場面ごとの絵と文をコピーしたカードをばらばらに配り、同じ場面を持っている子を探してそろったら座る。(グループ化)

④グループ同士持っているカードを見合わせて、順序良く話を並べる。(目標④)

まとめ
順序良く並べられたら、最初のグループから読んでいって、物語をもう一度読む。通して本文内容に入る。この物語に対しての感想を述べる

2 内容を読み取る
導入 物語をはじめから読み直す。
展開 
1,2のポイントを主に考えていく。
1 T しましまがおにごっこに入れていといったとき、にじうおたちはどうしたか?
(ページをめくる前に、聞く。そして聞いてから、めくる)
  C 入れなかった。
T なんで?
C きらきらのうろこがないから

T じゃあきらきらのうろこがなかったら仲間にはいれないの?
C そんなことないよ 最後きらきらもらってなくても仲間になってるもん

T じゃあどうして、最初はうろこがないからといって、仲間にいれなかったのかな?

生徒にいろいろと考えさせる

2 T 仲間にいれてあげなかったのに、さめが来たとき、にじうおたちは助けてあげたよね?なんでだろう?
  C ころされちゃうと思ったから かわいそうだと思ったから さめって悪者なの?

  T そうだね。 さめってわるものなのかな?
  C 悪者だよ。 だって、食べるじゃん。

  T そうだね。でも、私たちもお肉とかお魚とかたべるよね。私たちも動物からしたら、悪者なのかな?
  C 考えさせる いろいろと意見を出させる。 答えというものがない質問 生徒が自由に発言したことを大切にする。

まとめ 
今回の授業は生徒に深く考えさせることを目的としたので、授業を終えての感想を書かせる。

導入 物語を最初から読む。

展開
みんな前回の授業では、いろいろなことを考えましたね。
今日は、前回の授業の感想をもとにもう少し、このお話について考えてみたいと思います。

 T にじうおはどうしてしましまを助けようと思ったんだっけ?
 C 自分もさみしかったことあるから 

 T そうですね。にじうおは、前と今では全然違うよね。それをまとめてみましょう。

            前      今
にじうおの態度 いばっていた やさしい
みんなの様子 一緒遊ばなかった 一緒に遊ぶ
                     いつも一緒
にじうおの気持ち さみしい      楽しい

表をもとに、なぜにじうおはみんなと仲良くなったのかを考える。

そして、もしみんなが自分の持っているものを友達に貸して、ちょうだいと言われたとき、そうするのがよいうのかを考える。

また、もし、自分がにじうおのきらきらのひれをもっていたら、どうやって、友達にあげるかを考えて、実践してみる。

見ている人たちは、感想をいう。

まとめ
感想をまとめる


読解の授業においても、自分の感じたことや思ったことも文章にする力を育てることを目的とする。

あまり、規制をせずに、自分の思ったことを素直に書ける能力を育てる。



りえ
最終更新:2008年07月10日 15:14