オックスフォード大学
オックスフォード大学<称:University of Oxford>
英国オックスフォード市に本部を置くイギリスの公立大学である。1231年に設置された。英語圏の最古の大学である。
現総長は元香港総督のクリストファー・パッテン卿、事務上のトップである副総長はジョン・フッド氏が務める。
ケンブリッジ大学は、ここに所属していた学者が1209年に移動して形作られたとされる。両大学を合わせて、オックスブリッジと呼ぶことも多い。
オックスフォード大学がいつ設立されたかについては、良くわからない。いちどきに設立されたのではなく、徐々に形成されたのかもしれない。少なくとも1096年には講義が行われていたという証拠がある。
《設立過程》
1167年、ヘンリー2世によって、イギリスの学生が
パリ大学で学ぶことを禁じられたことをきっかけに、オックスフォード大学は急速に発展した。この時期から初期のホール(寮)が設立された。これらのホールは後にカレッジ(学寮)へと発展した。
1209年に強姦罪で告発された2人の学生が殺されたことをきっかけに大学は一時解散し、これがケンブリッジ大学の設立につながった。
1214年、ローマ教皇特使のニコラス・デ・ロマーニス(Nicholas de Romanis)による交渉の結果、オックスフォードにて大学を再開することが認可された。
この大学の地位は1571年に「2大学法人に関する法令」(Act for the Incorporation of Both Universities)によって公式に制定された。ここで、大学の正式名称は「オックスフォードの大学の総長、修士、および学士」(The Chancellor, Masters and Scholars of the University of Oxford)と定められた。
オックスフォード大学からは、25名の英国首相と47名のノーベル賞受賞者が輩出されており、最新のTimes Higher World University Rankingsでは、第3位にランクされている。
最終更新:2007年05月10日 09:45