モロー反射


 原始反射の1つであり、ドイツのモローによって報告された。
乳児を仰向けに寝かせ、上体を数センチ起こした後、頭部を急に落下させた時、両手と両足を左右対称に外側に伸ばし、それからゆっくり手を前で交差するように抱え込む運動が観察される。これをモロー反射という。この反射は頭部の落下だけでなく、大きな音や乳児の寝ているベッドに衝撃があった場合にも見られる。
 生後約3か月くらいに消失しはじめるが、反射が見られない場合や弱い場合は中枢に異常が疑われる。(心理学辞典 有斐閣 参照)

最終更新:2008年07月03日 21:34