『ビッグガン』とは1973年、イタリアとフランスが共同で制作したアクション映画である。
監督はドゥッチョ・テッサリ。主演はアラン・ドロン。
・あらすじ
巨大な組織に雇われている殺し屋のトニー。
彼は幼い息子カルロスのために、殺し屋稼業から引退しようと考えていた。
しかし、組織の幹部の一人であるグストは、部下にトニー抹殺を命じる。
だが、部下がトニーの車に仕掛けた爆弾は、誤ってトニーの命ではなく、最愛の妻アンナと息子カルロスの命を奪ってしまった。
全てを失ったトニーは復讐の鬼となり、組織の幹部を皆殺しにするため行動を起こすのであった。
と、あらすじは復讐劇の印象が強いが、内容は冷酷なマフィアの印象が残る内容である。
・登場人物
トニー・アルゼンタ(アラン・ドロン)/(声:野沢那智・山寺宏一)
主役。
冷酷で凄腕の殺し屋であるが、映画序盤で仕事を終えた後、上司である幹部のグストに引退を告げる。
しかし、最愛の妻と息子を殺害されたことで、組織幹部の皆殺しを決意する。
ポーカーフェイスが目立つ男ではあるが、家族に対しては柔和な表情を浮かべることもある。
終盤、グストからの和解案を聞いた彼は
ニック・グスト(リチャード・コンテ)/(声:森山周一郎)
組織の幹部の一人。
トニーの友人であり上司である。
組織の幹部が次々と殺害され、トニーに降伏しようとした。
終盤、娘の結婚式にトニーを呼び、和解しようとするが……
イズネロ(U・オルシーニ)
グストの部下であり、彼のブレイン。
メガネをいつもかけている男。
サンドラ(カルラ・グラヴィーナ)/(声:小原乃梨子)
組織幹部カーレの情婦。
トニーとは古い知り合いらしく、彼の復讐に協力する仲間の一人。
組織から裏切りを疑われ、トニーのアパートに逃げ込んでくる。
殺し屋三人組から暴行を受けるものの、トニーをかばった。
終盤、トニーと供に、トニーの両親の家に逃げ、和解案に懐疑的であった。
ドメニコ(マルク・ポレル)/(声:納谷六朗)
トニーの部下。
トニーの復讐に協力する男であり、彼の提供したアパートにトニーは住む。
しかし、劇中、殺し屋三人組から拷問を受け、トニーのアパートを白状したものの惨殺される。
アンナ(ニコレッタ・マキャヴェッリ)/(声:沢田敏子)
トニーの最愛の妻。
デンニーノ
トニーには借りがあり、中盤負傷した彼を庇う。
しかし、グストから取引を持ちかけられ・・・
最終更新:2014年03月13日 12:57