ダーティハリー




『ダーティハリー』とは1971年にアメリカで制作されたアクション映画である。
監督は、ドン・シーゲル。主演はクリント・イーストウッド。

・あらすじ

 サンフランシスコの屋上プールで水泳中の女性が射殺されるという事件が起きる。
 犯人はスコルピオと名乗り、市長に対し身代金を要求してくる。
 捜査にあたるのは『ダーティハリー』と呼ばれるハリー・キャラハン刑事。
 若手刑事を相棒に、凶悪犯スコルピオに立ち向かう。


  • ハリー・キャラハン
 本作の主人公『お不潔ハリー(ダーティハリー)』


  • チコ・ゴンザレス
 若手刑事でキャラハン刑事の相棒
大学の社会学部卒で教員免許を持っている。
スコルピオに射殺されそうになるキャラハン刑事の所に間一髪で駆けつけ、助けに入る。
その時に撃たれ重症を負ってしまい・・・
妻帯者である。

  • フランク・ディジョージオ
 ハリーの同僚。
ハリーの相棒であったころもあったようで、チコが負傷し入院した際、彼が一時同行する。
競技場にスコルピオが逃げ込んだ時、ライトを点灯させ、スコルピオを照らしだすという活躍もある。

  • スコルピオ
 本作の悪役
屋上プールの女性を狙撃し、十万ドルを要求した。更には十四歳の少女を誘拐しマンホールの中に閉じ込め窒息死させるなど惨忍で卑劣な凶悪犯である。キャラハン刑事が一度は逮捕するものの、その時の対応(ミランダ警告も行わず、礼状もなく、キャラハン刑事からの拷問があった)を理由に釈放される。
釈放された後も、無免許医に金を払って自分を殴らせ、キャラハン刑事の仕業だとマスコミに発表する。
バスをジャックし国外逃亡を図るが・・・

  • その他
アル・ブレスラー警部補など大勢いるが、モブである。対して活躍しない。

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用語

  • 44マグナム
本作を紹介するにあたって最も外せない武器である。
主人公キャラハン刑事の使用している拳銃は『S&W M29』という狩猟を目的に開発されたものである。
プロデューサーが撮影用に調達しようとしたが、当時は特殊な銃であったため、撮影スタジオのあるロサンゼルス周辺では入手できなかった。そこでメーカーのS&W社に直接依頼すると、S&W社は映画用として特別に組み立て、テクニカルアドバイザーも派遣した。
しかし、この弾薬の威力は、本作の中で誇張して表現されていることが多い。
例として出すのならば、冒頭で、キャラハン刑事めがけ突進してくる車に対し発砲し、走行を停止させるという場面がある。
実際には、運転手の男を射殺したのだが、エンジンを射撃で破壊したと思われている事が多い。
本作以降、『拳銃にマグナム弾を装填し、射撃した場合は、車を破壊・爆破できる』という表現が多くなった。

本作でスコルピオを釈放する理由の一つ。
詳しくは該当項目で。

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最終更新:2014年03月13日 13:02