コーリン=クラーク(1905〜)は、第一次産業に対して2次3次が増加するであろうと予測した
ムーア(1914〜) 理念型の産業社会化の特質を次のように示す
1:労働関係は、機能的に限定された職務・非人格的な職務を中心とした関係、情緒を排除した関係を強めていく
2:機械化と複雑化に対応し、高度の教育を必要とする職業の重要性が増し、サービス部門に従事する人口が相対的に増加する
3:老齢人口・都会人口の増加
4:血縁共同体・地域社会の影響を弱める
5:教育機関と情報網の拡大
6:多様な関心・生活様式を生み、多様な組織・団体の出現が促進
産業社会化によって巨大化した組織をあたかも機械のように合理的・能率的に運営する仕組み=官僚制が発達
官僚制の様式として、権限の原則・職務上の上下の階層制・文書による事務処理・公私の分離・専門知識・能力に基づく勤務者の自由な選択と階級的昇進制の採用
自作農や中小企業主
管理・技術・事務・営業・サービス・専門などに従事する超歴史的・操作的な階層概念の一つ
広範囲の人々の生活様式や意識内容が平均化すると共に、その動向が全体社会の政治・経済・文化の動きを左右させる「準拠集団」となる過程
大量生産 → 大量消費 : 教育の普及・マスコミの発達 → 意識内容の画一化 : 大衆民主主義の確立
「疎外されつつある悩める大衆」ではなく、むしろ「すすんで疎外されつつある大衆」
現代よりも高度に発達した技術開発が前提となる社会 → 人間社会の合理化 精神的不満や疎外感も著しく深まりを帯びる
フロム・リースマン・ミルズ・コーンハウザー