「日本の将来展望:宇宙エレベータと空中要塞
- 静止型人工衛星と宇宙エレベータ
静止衛星というのをご存じだろうか?正確な数はわからないが、現在200個程度の静止衛星が地球上空を24時間周期で回っている。地球の自転と同じ周期なので、地上からはほとんど静止しているように見える。赤道上空、高度約37,000kmの位置にあり、衛星通信などの商用と軍事用がある。きぼうで有名な国際宇宙ステーションは高度400kmなので地球の上空を飛んでいるイメージであるが、静止衛星ははるか彼方(地球の直径の約3倍ほど地球表面から離れている)の宇宙空間で公転している。この静止している人工衛星と地球を直接強靭なロープで繋いでしまおうというのが宇宙エレベータ計画である。近年開発されたカーボンナノチューブの強靭なロープを使用すれば、宇宙エレベータは十分可能であると最近の研究は報告している。
-
-
―>日本の将来展望:エネルギー不足をどう解決するか②
最終更新:2013年04月03日 18:52