太陽光発電のトラブル 2017-05-01


どうも太陽光発電事業のトラブルが続出しているようだ。

「太陽光パネルで民家包囲」計画もOK?! 発電設備めぐるトラブル相次ぐ では、民家を取り囲むように太陽光パネルが設置され、反射光の影響で民家が被害を被った。本来このようなことは許されるべきではないが、法的規制がない為、このような悪徳業者が蔓延っているのであろうか?それとも太陽光発電に対して全くの無知な業者が金儲けの材料として事業化しているのであろうか? 太陽光発電を推進している者にとっても、このような無知蒙昧な輩が蔓延ることでその推進を邪魔していることには腹が立つであろう。

山間地の豊かな自然に恵まれた場所で大規模な太陽光発電パネルの設置にどれだけのメリットがあるのだろうか? 都心部のヒートアイランド現象を緩和するためにビルの屋上などに設置した方がよっぽどましだと思えるのであるが、反射光の影響は大きいという問題がある。ビルの側面にも太陽光パネルを設置すればヒートアイランドをかなり軽減できると思うのであるが、反射光を増やしアルベドを増やすことで宇宙空間へ逃げてゆく光の量を増やすことにより温暖化を防ぐ考え方もある。太陽光パネルはほとんど真っ黒であるため、アルベドの考えに相反することになり、温暖化を増長する要因にもなる。太陽光パネルは重要なエネルギー源であるが、その特性を十分に考えて設置する必要がある。山間部の緑に覆われた地域に大規模な太陽光パネルを設置すると、きっと人工衛星からその地域を見ると真っ黒な領域が緑を侵食しているのが見えるに違いない。つまりアルベドが低下し、より多くの光エネルギーを吸収するため、いくらかは電気エネルギーに変換されてもかなりの発熱が起こり、その地域の温暖化を増長するに違いない。さらに、得られた電気エネルギーもどこか他の場所で消費されて熱に代わるのである。どんなエネルギーも最終的には熱に代わり、温暖化を引き起こす原因となる。アルベドを含めた地球全体のエネルギーバランスを考えて、太陽光パネルの設置を検討しなおす必要があろう。

もともと真っ黒な民家の屋根に太陽光パネルを設置することには大いに賛成である。それでもやはり反射光問題は難しい問題として残っているが・・・

そこで、どうであろうか? 大自然の緑と同じ色の地球のアルベドを変えることのないようなアルベド率を持つ太陽光パネルの開発をしてはどうであろうか? 一枚当たりのエネルギー変換効率はかなり落ちるが、大自然の緑を損ねないようにするのである。また、強烈な反射が起きないよう、自然の葉っぱと同じような形状のものを設置するのである。しかし、そう考えていくと自然の植物をそのまま温存し、枯葉などを燃やしてエネルギーに変換した方がよっぽど経済的なような気もしてくる。落ち葉や薪を集めて生活する旧文明の生活に逆戻りだろうか?

最終更新:2017年05月01日 01:57