M4カービンは5.56mm NATO弾を使用するM16A2アサルトライフルの全長を短縮し軽量化したM16A2カービンの派生型で、M16A2とは約80%の部品互換性を持つ。M4はM16A2同様のセミオートと3発バーストの発射機能を持つが、M4A1はバーストに代えてフルオートモードを備えている。M4A1は連続したフルオート射撃による加熱に耐えるために肉厚の銃身を採用している。
ほかのアサルトカービンと同様にM4はコンパクトで、通常の長さの歩兵用アサルトライフルと比べてより取り回しがし易い。そのため、通常は歩兵以外の戦闘車両の運転手や将校らが使用する。またその可搬性のよさから身動きの取りづらい都市部における近接戦闘や特殊部隊、空挺部隊による特殊任務にも幅広く使用されている。
現在M4A1はアメリカ特殊作戦軍に制式採用されているほか、米軍特殊部隊でも好んで使用される。2006年にはマレーシアは現制式採用ライフル銃であるステアーAUGの後継としてM4を選択した。
M4A1はこのカービンの改良型である
ちなみに、多数の作品等でも数多く登場するので、一般的にもメジャーといえるだろう
口径 5.56mm
銃身長 368.3mm
ライフリング 6条右転
使用弾薬 5.56mm NATO弾
装弾数 20発/30発(箱形弾倉)
作動方式 リュングマン式
回転ボルト閉鎖
全長 850.9mm
重量 3480g
発射速度 700~900発/分
銃口初速 905m/秒
最終更新:2010年02月25日 17:40