UZIはイスラエル初の国産兵器として1951年に陸軍中佐ウジール・ガル(ウジエル・ガルまたウージー・ガルとも)が完成させ、1953年に量産開始。1956年の第二次中東戦争で活躍した
砂漠戦闘を意識し、発射機構には構造が簡易なオープンボルトファイヤー方式を採用、本体にはプレススティールを多用し、高い信頼性を確保したうえ、当時工業基盤が貧弱だったイスラエルでも大量生産できる程の生産性を実現している。生産性を良くするために、全体的に部品数を減らし、主用部品の多くをプレス加工で製造している
イスラエル国防軍に採用された他、その優れた性能は旧西側諸国で高く評価され、西側で最も多く使われるサブマシンガンの一つとなった。旧西ドイツのドイツ連邦軍では、コッキングハンドルの大型化・ダストカバーの追加を行った改良型であるMP2としてライセンス生産された。アメリカのSWATでも使われたことがあり、レーガン大統領暗殺未遂事件の際にはシークレット・サービスがブリーフケースの中に隠し持っていた。中国でも民間向けのカービン型デッドコピーが生産され、輸出されている。
しかし現在は他の優秀なサブマシンガンが表に立っているため個の武器は第一線とは言えないが、高い人気があるのは事実である
銃身長 260mm
ライフリング 4条右回り
使用弾薬 9mm × 19
装弾数 20・25・32・40・50発
作動方式 シンプル・ブローバック方式
全長 470mm(ストック展開時650mm)
重量 3,570g
発射速度 650発/分
銃口初速 400m/s
有効射程 200m
最終更新:2010年02月25日 18:07