5話「Reload」
【自宅】
♯「ココア」
死刑囚「ありがと」
♯「ホットチョコ」
死刑囚「同ベクトルの飲み物ヤメレ」
死刑囚「ごちそうさま、どこ行くんだ?」
♯「今日は星を見に行く」
死刑囚「上見りゃここでもどこでも見れるよな」
♯「大人の事情」
死刑囚「んじゃ、俺は留守番」
♯「いや、君もトゥギャッザー」
死刑囚「何故」
♯「ユーアー用心棒」
♯「いや、襲われるとあれだし」
死刑囚「俺自由になれるし」
♯「明日の朝食ミルク抜きね」
死刑囚「わーうわーう!さぁ!レッツ天体観測!」
【数え切れない星の下】
死刑囚「あれなんて星?」
♯「知らない」
死刑囚「あれは?」
♯「その質問やめて、耳が号泣しちゃう」
死刑囚「わーうわーう!俺もわかんねー!」
♯「わーうわーう!」
死刑囚「あの星の名は?」
♯「わーうわーう!」
死刑囚「で、ここまで来た理由は?」
♯「写真撮るの」
死刑囚「何の?」
♯「猫」
死刑囚「うわー、星関係ねぇ」
♯「いや、、星が良く出てる日は猫もいっぱいでてくるという」
死刑囚「あージンクスね」
♯「持論」
死刑囚「んで、カメラは」
♯「忘れちゃった」
ねこ「ニャー」
死刑囚「心に収めて帰ろう、むしろ持って帰ろう」
♯「食べるの?」
死刑囚「おいおい」
♯「殺すの?」
死刑囚「おいおいおい」
♯「持って帰ってすぐに?」
死刑囚「いや、だから、殺さないって」
♯「じゃ、『飼うこと』によって殺すんだ、酷いね」
死刑囚「・・・」
♯「『絆』とかいう重っ苦しいものを紡いで、」
♯「また『猫になりたい』という気持ちを抱かせて」
♯「生暖かく低速で『死』に追いやって行く」
♯「生き地獄だね、自分でヨソに行けないし。不可避。」
♯「これを一般的に、『残酷』と言うよね」
♯「で、猫持って帰る?」
死刑囚「いい」
♯「じゃ、写真にしましょう。」
死刑囚「カメラ取ってくる」
死刑囚「その前に」
♯「何?」
死刑囚「俺も[生暖かく『死』に近づいている]と?」
♯「うん、最近嫌な夢見てから教育方針をちょっと変えた」
死刑囚「どうゆう風に」
♯「ラーメンで例えるとチャーシューが1枚から2枚に」
死刑囚「わからん」
♯「うどんで例えるとかまぼこが1枚から2枚に」
死刑囚「わからん」
♯「分からなくてもいいよ」
死刑囚「どうすればいいかさえ分からん」
♯「今は猫的に余生を楽しめばいいと思うよ」
死刑囚「了解」
♯「これからもよろしく、友人かつ仇」
死刑囚「だから俺は君の両親を」
♯「耳がふやけるから、その台詞今度までに改めて」
死刑囚「・・・」
♯「わぁー、星が綺麗、猫可愛い」
死刑囚「カメラ取ってくる」
♯「いってらっしゃい」
P.S.
死刑囚「何見てるのさ」
♯「写真」
死刑囚「誰の?」
♯「前撮った猫さん」
死刑囚「やっぱり可愛いな」
♯「それは責任背負ってないからだよ」
死刑囚「いや、君がだよ」
♯「えっ?」
死刑囚「へっへー!俺の言うことは『鳴き声』と思った方がいいね!」
♯「『中身は0』と?」
死刑囚「だってユー、猫扱いしますやん、俺は猫になる!」
♯「わーうわーう!」
♯「さて朝食作らなきゃ」
死刑囚「手伝うよ」
♯「うるさい味見係」
死刑囚「中身0ばんじゃーい!」
5th story Fin.